#16 時代は変わってきている

 

1ヶ月が経ちました。

今年は最初からあえて、『学び合い』という言葉を出しませんでした。

理由は『学び合い』というと、学び合えばいいと子どもたちが思ってしまうからです。

もちろん、1人も見捨てずみんなが分かるということも分かっているのですが、割合でいうと6:4くらいで、『学び合い』=がやがや学び合うが優勢な感じがしてました。

その中に、1人も見捨てないが入ってるみたいな。

 

だから、「みんなが分かる授業」なんて言ってます。

すると、一番大切なのは、みんなが分かることということがすっと入ってるような気がします。

 

私の構えも少し変わりました。

子どもの成長を見守るように、

ゆったり構えられてる気がします。

 

 

 

昨日の参観は、社会科で、いわゆる一斉授業をしながら、グループで相談しながら考える授業をしました。まだまだ成長できるなぁとも感じていますが、まぁこんな感じなのかなという感じです。

 

参観後の懇談会では、家庭学習についての話が出ました。

保護者の方も、宿題は当たり前のようにするもの!と考えている(それと、去年より減った気がします!もっと出して!)方が大多数だったのですが、

2020年の大学受験が変わる、思考力や表現力を伸ばす宿題を出してください!と言われる方がいました!

あ〜、やはり知ってる方、危機感を持ってる方もいるんだな〜と思いました。

なので、懇談の中では『学び合い』の話は詳しくはしないでおこうと思ってたのですが、普段こんな授業してますよ!と少し紹介しました。

皆さんの反応は「へぇ〜」という感じでしたが、なぜそんな授業をしてるのかということは、指摘してくださった方のおかげで説明することができました。(感謝)

 

 

 

『学び合い』の1人も見捨てないという考え方で進めている普段の授業を始め、まだ1ヶ月しか経ってないのに、その考え方に理解を示してくれ、休み時間や空き時間にも、分からないところを聞き合う姿も見られます。

 

あとは結果です。

担任してるクラスは、どちらかというと物静かな子が多い。だから、勉強が分からなくても黙って座ってる。その積み重ねで、ここまで来てしまっている子がいます。

最初は結果が出ないかもしれない。

(でも、様子を見てると少し革命が起きないかと期待してしまう。笑)

 

やっぱりテストの点数は、子どもも大人もわかりやすいから、重点的に見てます。そこも取らせてあげたい。あの子に笑顔になってほしい。自信を持ってほしい。

 

そして、学習の様子を少しずつ動画で撮ってるので、その様子を見せながら、成長や変化を感じさせたいと思います。

そして、リフレクションできるようにしていきます。

 

 

今年は全研レベルを2本は行います。

それも計画的に進めていきます。

 

 

 

最近、去年のクラスの子から

「先生、新しい先生の授業は眠くなります!」と言われるのですが、

「いや、そこは君が頑張ろうよ。笑」

と返すようにしてます。

結局『学び合い』でも、一斉授業でも、本人が頑張ろう!と思わないと、力はつかないんですよね。

頑張ろうと思えるポイントが『学び合い』の方が多いような気がしますが…

 

だから、国語を深く学びたい!深い読みを学びたい!(私はそれを教える術を持ってない)と思う人は名人芸を持った先生の方がいいんだよな〜と思います。そう思ってる子どもたち、ごめんなさい。

まぁ「深い」の定義はわかりませんが。